この想いを君に…
「でも、祥ちゃんにも似てるよね?」
泰樹は祥太郎の顔を見る。
今は顔もかなり変わった祥太郎だけれど、確か若い頃はこんな感じだったと思った。
「戸籍では拓海と祥太郎は兄弟。
でも、実際は従兄弟なの。
祥太郎は私の妹の子だけど、妹は祥太郎を産んでどこかに消えたし、またその相手も誰かわからない」
酷い話よね、と彩子は苦笑いをする。
「祥太郎は完全に私達夫婦の養子だから、小さい頃から祥太郎には言い聞かせていたけど。
それでも拓海と祥太郎は本当の兄弟みたいだったし、そーちゃんも二人のお兄ちゃんみたいだったから」
血なんて関係ないわよね。
彩子の言葉に一同が頷いた。
泰樹は祥太郎の顔を見る。
今は顔もかなり変わった祥太郎だけれど、確か若い頃はこんな感じだったと思った。
「戸籍では拓海と祥太郎は兄弟。
でも、実際は従兄弟なの。
祥太郎は私の妹の子だけど、妹は祥太郎を産んでどこかに消えたし、またその相手も誰かわからない」
酷い話よね、と彩子は苦笑いをする。
「祥太郎は完全に私達夫婦の養子だから、小さい頃から祥太郎には言い聞かせていたけど。
それでも拓海と祥太郎は本当の兄弟みたいだったし、そーちゃんも二人のお兄ちゃんみたいだったから」
血なんて関係ないわよね。
彩子の言葉に一同が頷いた。