この想いを君に…
「光はどうする?」

気遣う総一に光は笑って

「明日、休みやし俺は付き合うよ」

「ありがとう。
…本当に、明日が定休日で良かったよ」

総一はそう言って少しだけ安堵の表情を見せた。

「じゃあ、みんなが横になれるようにここを片付けよっか」

真由は早速、リビングを片付け始めた。

三つ子もみんながいることに少し安心したのか何となく嬉しそうに手伝っている。



総一はその様子を見ながら大きくため息をついた。

そして携帯を取り出す。

睦海からの連絡は入っていない。

入っていたら…

遠くても迎えに行こうかな、と思っていたのに。
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