時の間
・・・



・・・・・・








 『キャーーーーーーーーー
ーーーーーーーッ!!』






『・・・・???・・』




(なによ??・・・こんどは・・・・??)






行きたくない、関わりたくない。






そんな気持ちも強かったが、
この空気にも慣れて
きてしまっていたんだろう。




僕は度重なる現象にだんだん苛々のほうが強まっていた。




拒絶する足を無視し、
無理矢理声のした方へと向かった。






いない・・・。





叫び声のそのまた先の光景がさっきと違っていた。



気絶して倒れていたはずの女性が・・・・








いない。






『・・・おい。あの人どこ行ったよ??』

『さっきまでそこに倒れてたじゃん!!』

『ちょっと!!なに?今度はなんなのよぉ??』

『もぉ、いい加減にしてくれ---!!』





車内は、もはやパニック寸前だった。


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