時の間

この娘(こ)は、なに者??

『いや・・・
この時期旅行やら
帰省のシーズンでもないのに、
一人で大荷物抱えてる人
なんて珍しくって!!』



確かに・・・


いくら久々に帰るとはいえ土産やらなんやら少し買い込み過ぎたとは思う。



・・・事実荷物が多すぎて、もはや足の踏み場もない。



仕方なくいけないとは思いつつも、
隣の空いている席に置いてしまっている始末だ。



『あ~!今日、地元で同窓会があるんだわね。
そんで数年ぶりに、まぁ~名古屋から地元に帰る途中でさ!!
そんで土産やらなんやら買い込みすぎて・・・

・・・見てのとおりだねぇ!』



そう言うと、僕は隣に置いてある大量の荷物を指差した!



『えっ??名古屋から来たの?? 
あたし、生まれが名古屋なの! 
中学卒業するまでいたかなぁ!
懐かし~ぃ♪♪
それから、長野に引越してきて・・・
・・・うん!もう、7年になるなぁ!
7年か~はっやいなぁ!』




・・・よくしゃべる女である・・・。






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