時の間
この感触・・・いや、感触というか・・・




『西田さん・・・このドア・・・なんか変じゃないですか??』



僕は、思い切って聞いてみた。


気のせいであってほしい。




だが・・・




『涼君もそう思うかい??』



やはり・・・。



『西田さん。あの~変な事伺いますけど、可笑しかったら笑ってください。
・・・これ、ドアなんでしょうかぁ??』



僕にはどうしても、
これがドアには思えなくなってきていた。

「そんなはずはない。」
と、何度も自分に言い聞かせてはいるのだが・・・。







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