そして海の思い出を胸に

私は理由が分からず、悲しかった。

距離を置いた事で嫌われたんだ、と思った。

そうしたら、その後。

僚二は真面目な顔をして、言ったんだ。



『義理チョコなら欲しくない。本命チョコなら受け取るけど……どっち?』



──こうして、僚二からの逆バレンタイン告白から、初恋同士の幼いカップルが誕生した。

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