そして海の思い出を胸に

「年令なんて関係ないさ」

私が物思いにふけっていると、涼は言った。

「僚二から、聞いた事あるぜ……恋人の事」



えっ?



「私の事?」

「そう。名前は言ってなかったけど……なるほど、って分かったよ。僚二がいろいろ話してたからな。思った通りの人で、安心したよ」



……僚二……。


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