そして海の思い出を胸に

前にもこんな感覚を体験したような……。

そう思ってた時。



誰かが私の腕を掴んだような気がした。

そこで全てを思い出す。



僚二!



そう、あの時だ!

ダメっ、僚二は私を助けちゃダメっ!!!



ほらっ、大きな波が来たっ!

誰か、私はいいから僚二を助けてっ!



僚二を、助けて……。


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