そして海の思い出を胸に

みんな来るまで、暇だなぁ。

無意識の内に砂をいじっていた。



その時、急に目の前が真っ暗になる。



えっ? 何? 誰っ?



突然の事で、驚く。

誰かの手が、私の目の前を塞いでた。



「だーれーだー」



あっ!



「もうっ、その声は僚二でしょ?」

「分かった?」

そのセリフと共に目の前が明るくなり、僚二の笑顔が見えた。

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