そして海の思い出を胸に

「もう。分かるに決まってるじゃない」

「俺の声、だもんなぁ♪」


うわっ、僚二……日増しにキャラが変わってるよ?

以前は、そんな事……言わなかったよね?



私、顔が火照っているのが、鏡を見なくても分かる。



「おっ、照れちゃって……可愛いな、美雪は」

そう言って、僚二は私の頭を、クシャクシャ、っと撫でた。



うぅっ。



「僚二……最近、ちょっと変だよ?」

「ん? 何が?」

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