そして海の思い出を胸に

多分、涼も私も同じ気持ち。

お互いを失ってしまう以上に、辛い事なんて無いんだ。



だから。



「私も涼を守るからね」

そう言った私のセリフに、涼は、クスッ、と笑った。



「おっ、頼もしいねぇ、その発言」

私も、クスッ、と笑った。



「恋する乙女は無敵なんだよ」



すると。


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