双子の王子様
何か声聞こえたので繋が振り返ると、二人はスッと目を開けた。
「(お…。)」
しばらく様子を見ようと思い椅子に座った。
二人は起き上がり繋と目が合った。
「あ、起きた。」
すると、二人は身体をプルプルと振るわせながら繋に指をさした。
「「お前誰だ!!」」
二人の声は見事にハモり、繋は自分の事を指差して言った。
「お、オレ?オレは繋だけど。」
いきなりのことに驚き自分の名前を普通に答えてしまった繋。