双子の王子様
「(こいつらやっぱりおかしい…;;)」
すると両方のベッドがギシッと音を立てた。
と思うとタッと何かが床に降りた音がした。
顔を上げると目の前に二人が立っていた。
何かと思っていると繋の顔を除き込んできた。
「…何?」
「繋…だったよな?」
「あ…あぁ」
「オレは、レム・フェマンツェ・ドール」
「ボクは、レン・フェマンツェ・ドール」
「……は?」
いきなり長い横文字を言われ、すこし混乱する繋。
「は?ってなぁ。」
「せっかくボクたちが名乗ってあげたのに。」