双子の王子様



陣は満面な笑みで答え、繋はそれを見て苦笑した。
そして、繋は何か思いついたようで両手をポンと叩いた。





「陣!あそこに空飛ぶ牛丼が!!」



「えvVどこどこvV」





陣は素直…否、アホなので簡単に引っ掛かり、繋を抱きしめていた腕の力が緩んだ。
その瞬間を繋が見逃すわけもなく、素早く抜けだした。





「あ!繋っ!!」



「じゃ!またな!」





繋は逃げるように教室から出て行った。





「繋ー!!オレを置いて帰らないでくれー!!」(泣)






陣は学校が終わるまで泣いていたとか…



 
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