双子の王子様



そのころ陣の腕から逃げた繋はというと…





「ふわぁー。…ねむ。」





家までの帰り道をひたすら歩いていた。
繋の家は町から少し離れた山の上にある。
その家はとても大きく豪邸というか城というか…
とにかくそれくらい大きい家に住んでいる。





「……ん。」





繋が家に続く道を歩いていると、道の真ん中に何かが転がっているのを見つけました。
何かと思い恐る恐る近づいてみるとそれは幼い子供でした。
しかも二人。
7、8才くらいだろう。
そして繋は声をかけた。





「おーい。大丈夫か?」


 
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