好きなのに…
「おっ、彩に、さいかじゃぁん!」

「あっ!卓っ!帰ろぉー」
卓はうちらの同級の男の子だっ。顔は普通で、ノリはいいほうだった。

「あれっ?誰??」

卓の後ろから男の子が顔を出してきた。

「よっ!俺和樹っ!」


見たことあるけど、話したことは全くなかった。

和樹は一つ年下で、ソフト部の色の黒い子だった。
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