美しき歌姫
「想像以上にきれいだね。」

シェリアは、頭を下げたまま、ふるふると頭を振りました。

「そんな事はございません。」


そういうシェリアに、王太子はまた話し掛けました。

「君はシェリアと言うんだよね?ちょっと、顔を見せてくれないか?」


そういわれ、シェリアは顔をあげました。

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