結婚願望
私は『王子様』の部屋にいくようになった。




『王子様』は紳士で、私が求めても、私に手を出すことはなかった。




私は『王子様』の前で泣いた。




『好きなの…』と




『そばにいたいの…』と




『あなたの一番になりたいの…』と




『王子様』はとうとう根負けした。




『付き合おう。泣かせたくない』と。




私は晴れて『王子様のお嫁さん』のチケットを手に入れた。
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