空より青く、海より青く。
美空はポロポロと大粒の涙を零しながら、震えた声で俺に問い掛ける。
「菜摘ちゃんの…結婚式のリハーサルっていうのは…嘘だったの…っ…?」
「うん。美空をここに呼ぶために嘘ついた。ごめんな」
「…あとは?何の嘘ついたの…?」
「普通の恋愛したいって言ったのも、嘘。例え本当にねーちゃんだったとしても…美空以外考えられなかった」
「…あとはっ…?」
「…自分の気持ち。」
泣きじゃくる美空の腰に手を回し、思いきり抱き寄せた。
「一生、美空と一緒に生きていきたい」
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