空より青く、海より青く。



「今はまだ、ウェディングドレスは着せてあげられない。まだ…俺が未熟で、美空を泣かせてばかりだから」



俺は、美空が纏った真っ青なドレスを撫でた。





「俺、一生懸命働いて、もっと大人になるから。美空がずっと笑っていられるように、大人になるから…」



美空は手に持ったブーケで、顔を隠すように泣いていた。



その手を掴んで、美空の目を見る。






「美空……」



いっぱい泣かせて、ごめんな。



つらかったよな。



その分、これからいっぱい笑顔にするから。



他の誰にも負けないくらい、幸せにするから。








「美空…愛してる。
俺が18歳になったら、結婚しよう」










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