空より青く、海より青く。






ついに


言ってしまった。




ずっと


ずっと秘めていた気持ち。





『俺は美空が好きだ』











――美空は俺の顔を見たまま、固まっている。


顔は俺を向いているんだけど、目の焦点が合っていない。



「…ねーちゃん?」



俺が声をかけると、美空はビクッとして、俺の目を見た。



「え…ぁ…かい…と、い、今…なんて……?」



美空は相当動揺しているらしく、言葉がスムーズに出てこないようだ。




俺は深呼吸をし、美空の目を見て、もう一度ゆっくりと言った。




「驚かせてごめん。でも、ホントの気持ちなんだ。
俺は…ずっとねーちゃんが好きだった」



俺から視線を外した美空の顔が、どんどん赤く染まっていく。







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