空より青く、海より青く。



俺の腕の中で、美空は赤くなった顔を見られまいと俺の胸に顔を押し当てる。



必然的に、美空の温度が俺にリアルに伝わる。





…胸、当たってるし。



俺、マジで…我慢できないかも。






「あの〜…美空サン、今週はハグまでなんでしょ?来週は?」



「…ぇ?来週は…キ、キスまで…?」



「ちなみに、再来週は?」



「え、えと…胸…とか?触るまで……?」







………長い。






「美空…頼む、もうちょっと短縮して…」



「えぇ!?そんな…そんなに早く…?」



美空は真っ赤な顔で、涙目になりながら俺を見上げる。





…だから…

そういう顔、すんなって…。



「理性、吹っ飛びそう…」








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