my Life
「はぁ~」
軽いため息をはきながら携帯の時計を確認。時刻は8時ピッタリになった。すでに陽は沈み、風の吹く音だけが聞こえてくる。
さすがにこんな時間じゃ、優羽は来ないよな…
京は帰るためにブランコから立ち上がる。
「どうしたの?」
すると京の後ろから透き通るような声が聞こえてきた。優羽である。
「京君、ちゃんと来てくれたんだね」
「あたりまえだろ? 昨日約束したんだからな……」
京はそう言いながら下をうつむいた。
「……表情が暗くなってる。また何かあったの?」
「ああ。相談に乗ってくれるかい?」
「もちろん!」
優羽は笑顔で京に言葉を返した。そして京の隣のブランコに座った。
「相談って何?」
「…実はさ……」
京は今日あった出来事を全て話した。加奈のこと……親友のこと……そして真実を言えない自分のこと……。そして優羽はその間、真剣に京の話に耳を傾けてくれていた。
「――ということさ。……俺、どうすればいいかな?」
「それは自分の意志を一番に考えればいいと思うよ?」
「自分の意志を…一番に?」
「そう。言いたければ言えばいいし、言いたくなければ言わなければいい。どちらの答えが正解なんて誰にも分からない。だがら、あなたは自分の正しいと思う答えを、自分自身で出すの。今のあなたにはそれだけしか言えないわ」
軽いため息をはきながら携帯の時計を確認。時刻は8時ピッタリになった。すでに陽は沈み、風の吹く音だけが聞こえてくる。
さすがにこんな時間じゃ、優羽は来ないよな…
京は帰るためにブランコから立ち上がる。
「どうしたの?」
すると京の後ろから透き通るような声が聞こえてきた。優羽である。
「京君、ちゃんと来てくれたんだね」
「あたりまえだろ? 昨日約束したんだからな……」
京はそう言いながら下をうつむいた。
「……表情が暗くなってる。また何かあったの?」
「ああ。相談に乗ってくれるかい?」
「もちろん!」
優羽は笑顔で京に言葉を返した。そして京の隣のブランコに座った。
「相談って何?」
「…実はさ……」
京は今日あった出来事を全て話した。加奈のこと……親友のこと……そして真実を言えない自分のこと……。そして優羽はその間、真剣に京の話に耳を傾けてくれていた。
「――ということさ。……俺、どうすればいいかな?」
「それは自分の意志を一番に考えればいいと思うよ?」
「自分の意志を…一番に?」
「そう。言いたければ言えばいいし、言いたくなければ言わなければいい。どちらの答えが正解なんて誰にも分からない。だがら、あなたは自分の正しいと思う答えを、自分自身で出すの。今のあなたにはそれだけしか言えないわ」