my Life
優羽は優しい笑みを浮かべながら京に答えを与える。

「ははははは…」

京は笑いが止まらなかった。自分の悩みに真剣に答えてくれる。そんな優羽がおかしく見えてきていたのだ。

「な、何? 私、変なこと言った?」

「いや、そうじゃないよ。…ただ、不安事が一気に吹き飛んじゃってさ……安心したんだよ」

京はそう言いながら優羽に笑いかける。そして、昨日と同じように抱きしめ、昨日と同じようにキスをした……

「じゃあな優羽。また明日。おやすみ」

「うん。おやすみ」

京は優羽に手を振りながら公園をあとにする。…………それを見られているとも知らずに……
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