my Life
「はぁ~……」

昼休み。
京はため息をつきながら一人屋上でパンを食べている。

いつもは教室で翔太と一緒に食べているのだが、京は「一人になりたい」と言って屋上にやってきた。

屋上には京以外誰もいなく、眠るのであったら最高な状況であろう。
だが京は、眠ることなどはせずに、寝ころびながら空を見上げていた。

「隠し事……」

朝、美波に言われたことが渦をまき、あのことを加奈に言おうか言わないこうか迷っていた。

「もし加奈にこのことを言ったら……あいつのことだからショックのあまり死んじゃったりしたりして……」

「誰が死んじゃうって?」

「か、加奈!?」

加奈は寝ころんでいる京の顔を上からのぞきこんだ。

「こ、ここで何してるんだよ!?」

「別に何をしてたっていいじゃない」

「……それもそうか」

京はそう言うと再び寝ころむ。

そして加奈は何も言わずにその京の隣に座った。
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