ルル涙〜ナミダの恋人(上)
『唯歌、ゆたか
この手紙を読んでる頃は
パパは居ないだろうな。
唯歌、きれいな花嫁姿を見たかった。
ゆたか、まだ会ったコトの無い息子。ママのコトを守ってやってくれ。』
便箋の手紙は
そこで終わっていた。
そしてその頃の私は
男の子を身ごもっていた。
その男の子の名前は
『ゆたか』
だが、なぜ自殺したのかって理由が
一番、重要な部分が記されてない。
あとは、日記だけ。
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