ルル涙〜ナミダの恋人(上)



涙が居なくなってからの日々は


悲痛に満ちた長い日々だった。





涙が亡くなってからも、母さんや智子が支えてくれた。


多分、支えが無かったら
私はいつか涙の後を追っていただろう。






『ママぁ、ジィジは?』


ゆたかが寝起きの顔を擦って私のもとまで来た。



『そういやぁ、ジィジ居ないね。
母さん、父さんは?』
















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