ルル涙〜ナミダの恋人(上)




『ママ、あのタンポポ畑に行きたぁい……!!』



昼食を終えて、
調度良い温度の昼下がり。



昔から来ていた
近所の大きなタンポポ畑。



『母さん、ゆたかと一緒に何時もの畑に行ってくるね』



『唯歌の事は
あたしが見てるから、二人で行っておいで。』





智子や兄さん、父さんはスヤスヤと寝息をたてながら昼寝をしていた。




『行ってきます』











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