大好きなんだもん!!
時計を見ると六時少し前だった。

「疲れた・・・約一時間くらいブランコ乗ってたみたいだぜ・・・」

風人が苦笑いしながら言った。

「そんなに!!でも楽しかった~♪」

ピリリリリッ・・・

私と風人のケータイが同時になった。

「すごっ!!同時!!」

しかも、はもった。

「うわっ!!めっちゃメールと電話がきてる!!」

「俺のも!!とりあえずでよ!!」

「だね・・・はい・・・千代!!どうしたの??」

『どうしたのって、あんたね~!!何回電話したとおもってんの??もーみんな心配してたんだから~!!』

「へっ・・・みんな・・・あっ忘れてた!!待ち合わせの事!!」

何かひっかかってたと思ったら・・・

待ち合わせの事すっかり忘れてた!!

『忘れてたのかい!!』

「ごめん!!ホントごめん!!」

『でっ今どこにいるの??高浦くんといるんでしょっ!!』

「えっ!!何で風人といるって分かったの??」

『そんなのすぐに分かるよ!!でっどこにいるの??」

「近くの公園!!」

『ふーん・・・ジャっ気おつけてね!!」

「へっ!!それだけ!?」

『なーんでそんなに驚いてんの??』

「だって・・・忘れてたんだよ!!」

『過ぎた事は気にしなーい♪』

「千代~!!ありがと♪」

『あっでも・・・ちゃーんと明日報告してよ!!』

「な・・・何を??」

『バカね~高浦君との事よ!!」

「はっい??」

『って事で、バイバーイ♪』

「あっ千代!!」

プー・プー・・・

は~、

いっつもからかうんだから~
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