【短編】先生との危ない関係
「せーんせいっ♪」
あたしは教卓でなにか作業をしている、
堀口晴海先生に後ろから抱きついた。
「おわっ!お前、ほかの誰かに見られたらどうすんだよ!!」
「大丈夫だよ!まだあたしだけみたいだし」
先生があたしの頭を叩く。
でもあたしは、そんなのお構いなし、先生に抱きついた。
「いい加減離れろ」
「嫌だぁ!だってこいう時しか、先生に抱きつけないんだもん」
そう言って、あたしは抱きつく腕に力を入れた。
「苦しい苦しい!わかったから離れろ!!!」
「えー!」
「今度どっか連れて行ってやるからっ!!」
その言葉で、あたしは回していた手を離した。
そう、
あたしと先生は、付き合っているんです。