【短編】先生との危ない関係
あたしは公園へ向かった。
そこには、いつもの先生のが車が止まってて。
「先生!」
あたしは勢いよく車のドアを開けた。
「安奈!!」
抱きついたあたしに驚く先生。
「先生、先生、先生!!ごめんね、先生ごめんね」
こんなに好きなのに。
『好き』がこんなに溢れてるのに。
苦しいくらい好きなにに……
「マジ不安だった。嫌われたこと思った……」
ギュっ、と先生の手に力が入る。
「嫌いになんて、なるわけがないよ……」
先生、こんなに不安だったんだ。