【短編】先生との危ない関係
バラバラと生徒が登校してくる時間。
先生は一旦職員室に戻ってしまう。
あたしは名残惜しそうに、見つめながら、鞄を持ってトイレへ向かった。
個室に入り、時間を潰す。
なんでこんなことしているかというと、
毎日毎日早くに登校していると、怪しまれるのだ。
先生と付き合い始めたのは、3年生になってから。
それでまでのあたしは怠け者で、よく遅刻をしていたから、
余計怪しまれる。
携帯で時間を確認し、
周りを見渡してトイレを出る。
そして、
何食わぬ顔で教室に入った。