【短編】先生との危ない関係

公園の時計を、1分に2回くらいの間隔で見るあたし。

まだかなぁ……

プップッ!

車のクラクションの音で、振り向く。

先生の車だ!!

あたしは急いで駆け寄った。

車の窓が開き、先生が顔を出した。

「遅れてごめんな。後ろに乗って」

あたしは軽くスキップをして、車に乗った。

「今日は、どこ行きたい??」

運転しながら言う先生に、あたしは答えた。

「うーん……どこでもいい!先生と一緒なら」

今日は、週に1度のデートの日。

ほんとは毎日したぐらいだけど、先生は先生で、見られたらヤバいし、仕事もある。

だから、

週に1回って約束なんだ。

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