お姫様と靴磨きの男


「…お帰りにならなくて
宜しいのですか?」

ラミアスが尋ねた。

「いや、帰るに
帰れないのだ。」

今頃、城の皆は
暴れているだろうし

さっきみたいに変な
奴らに出会すと困る。

それにお礼がまだ
決まっていない。

本当ならすぐ帰る予定
だったのだが…


まぁ予定に変更は
つきものだしな。
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