お姫様と靴磨きの男
「サリナ様は
おいくつですか?」
「様はいらぬ。
呼び捨てにしろ。」
「…サリナは
おいくつですか?」
「いっそのこと敬語も
止めて欲しいが我慢するか。
私は十三だ。」
「そうですか。」
ラミアスは微笑した。
「何が可笑しい?」
「いえ、何でも
ありません。」
「いいから言え!!」
「…綺麗だと
思いまして。」
「は?」
「正直、私は十四、
十五かと思いました。」
「かっからかうでないわ!!」
な な 何を
言っているのだ
この男は!?
…なんだか
話していると
疲れる気がするぞ。