お姫様と靴磨きの男
「ん?
何が可笑しい?」
「これは一枚で
5ラクスです。」
「は!?それで何が
買えると言うのだ!?」
「30ラクスでコッペパン
が一つ買えます。」
「…それで
やっていけるのか?」
私の絶望的な声を聞いても
ラミアスは笑うのだ。
「一日一食で十分です。」
…不思議だ。
何でお前は
そんなに元気なのだ?
生活は限界の
レベルではないか。
何故楽しそうに
笑う事ができるのだ?
私には理解できぬ。