永恋


結花を初めて見たあの日から、俺は必死になって勉強した。



特進クラスで常に5位以内という優秀な成績をキープしていた、結花。


商業クラスで後ろから数えた方が早いという、なんとも残念な俺。



話した事もない結花に、少しでも近づきたいと、勉強を始めた、乙女な男に、



気まぐれにも神様は味方してくれたようだった。



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