夢でまた会えたなら…

助けられた俺は無傷だった。
でも詩音は…

血まみれになって倒れている詩音に思わず駆け寄った。
俺に気づいたのか少し目を開いた。

「詩音!!」

「詩音!!」

俺は必死で呼んだ。




「無事で…良かった…」

かすれた声でいった。
「詩音!!」

「ご・め・ん・ね…」
俺の頬をさわりそのまま落ちた…。

「詩音!!」


「詩音!!」






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