禁断トライアングル
気になっちゃって、授業が終わってすぐに教室を出た。
「あ、終わった?」
「……はい」
波月さんは、塾の入り口にぽつんと立っていた。
「ここじゃ、話しづらいな。公園、行かない?」
夜の公園に、女の人と2人きりっていうのは、なんか嫌だった。
でも、断る理由もなかったし、波月さんが
「いい、よね?お願い!」
と頼み込んできたから、ためらいながらも頷いた。
近くの、児童遊園。入ってすぐに波月さんがブランコに座った。
立ちっぱなしもどうかと思ったから、俺も隣に座る。
「私、はっきりストレートな性格だから、言うね」
ドキリとするほど大人っぽい目で、見つめられた。
息苦しくなりそうで、思わず目を逸らすと、
「こっち見てよ、結弥」
初めて呼び捨てで呼ばれて、両手で頬を持たれた。
「あ、終わった?」
「……はい」
波月さんは、塾の入り口にぽつんと立っていた。
「ここじゃ、話しづらいな。公園、行かない?」
夜の公園に、女の人と2人きりっていうのは、なんか嫌だった。
でも、断る理由もなかったし、波月さんが
「いい、よね?お願い!」
と頼み込んできたから、ためらいながらも頷いた。
近くの、児童遊園。入ってすぐに波月さんがブランコに座った。
立ちっぱなしもどうかと思ったから、俺も隣に座る。
「私、はっきりストレートな性格だから、言うね」
ドキリとするほど大人っぽい目で、見つめられた。
息苦しくなりそうで、思わず目を逸らすと、
「こっち見てよ、結弥」
初めて呼び捨てで呼ばれて、両手で頬を持たれた。