禁断トライアングル
お兄ちゃんが出かけてくれて、ちょっと楽になった。
もう、結弥に対して向けられる笑顔を見て、苦しまなくて済む。
「ゆ、み?」
「な、何……」
「ごめんね」
まだ震えの止まらない、結弥の身体。
自分勝手だ、私は。
結弥を傷つけて。
結弥は、本当にいい子なのに。
こんな私を、好きでいてくれるのに。
私はいつも傷つけて……
そして、愛しく思う。
本当に、勝手。
「ごめん……ごめんっ!!」
乱暴に、抱きしめる。
「ちょっ、先輩……苦しいって」
「ほんとに、ごめんなさい」
「謝らなくていいってば」
こんな私に、
なんで結弥は
「真結先輩は、悪くないよ」
って、言ってくれるの……?
もう、結弥に対して向けられる笑顔を見て、苦しまなくて済む。
「ゆ、み?」
「な、何……」
「ごめんね」
まだ震えの止まらない、結弥の身体。
自分勝手だ、私は。
結弥を傷つけて。
結弥は、本当にいい子なのに。
こんな私を、好きでいてくれるのに。
私はいつも傷つけて……
そして、愛しく思う。
本当に、勝手。
「ごめん……ごめんっ!!」
乱暴に、抱きしめる。
「ちょっ、先輩……苦しいって」
「ほんとに、ごめんなさい」
「謝らなくていいってば」
こんな私に、
なんで結弥は
「真結先輩は、悪くないよ」
って、言ってくれるの……?