生まれた時から檻の中
白い服を着た優しそうなオジサンとお姉さん

台の上に降ろされた「2.2kgだね」
オジサンが言った

田中さんが
「やっぱり少し小さめですね」とチョット悲しそうな顔をした…

オジサンは 大丈夫 って笑顔だった


そしてギュッとお姉さんに押さえられた
怖いっ なんで?いぢわるするの?


チクッ!!!

いったぁ―いっ!!!


「終わったよ。また来年、してもらうんだよ?」

オジサンは優しく頭を撫でながら、そう言った
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