生まれた時から檻の中
「それでは…入り口を開放してくださぁい」
田中さんの掛け声でドアが開かれた


小さな男の子が側に来たの
ケージの隙間から手を入れてきたから、クンクンって匂いを嗅いでペロッと舐めてみた

「かわいいぃ ママぁ、つぅくん、この子がいい」

「ちゃんとお世話できる?」

「つぅくん、頑張る仲良くするからぁ」

「じゃあ…西岡さんにお願いしますって言っておいで」


つぅくんって呼ばれた男の子は西岡さんに駆け寄ってく

西岡さんも笑顔で話してる

つぅくんのママに西岡さんが紙を渡した
つぅくんのママは、西岡さんの話を真剣に聞いてた
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