ヤンキーをナメんな!!
そんな中で、一人のどう見ても強そうなゴッツいヤンキーが志賀野くんに絡んできました。
「おうおう志賀野坊っちゃんよォ、テメェ出身はどこの中学だ?」
ゴッツい彼の脅しにも負けず、志賀野くんは飄々と答えます。
「ハイチュウだよ」
ふざけた返答に、ゴッツい彼はぶちギレ。
「ああ!?テメェナメてんのかよ!!」
周囲の空気が緊張に包まれ、志賀野くんは切れ長の目をカッと見開きました。
「ハイチュウを舐めるわけねぇだろーが!!噛んでんだよ!!!」
「………」
周りの生徒達含め、ゴッツい彼も、志賀野くんのキレたポイントがわかりません。
「……え?ハイチュウで…キレたの…?」