ヤンキーをナメんな!!




「志賀野…いいから…帰ろうぜ?なっ?」



志賀野くんは新谷くんの言葉を無視して相手を睨み付けます。



「何だテメェら!?やんのか!?」


「ふん。結城高校の志賀野くんがどれほどのお手前か、気になるしな」


「黙れたれ目」


「な…っ、うるせーよバカ」


「バカっつー方がバカなんだよバカ」


「テメェこそバカって言ってんじゃねーかバーカ」


「大体、お前まだ名前すら知られてねー脇役のくせに調子に乗んなよ、駄キャラが」


「駄キャラとか言うな!テメェなんか主人公のくせにもう何かバカすぎてカッコ悪いじゃん!」








志賀野くんは他校のたれ目とひたすら言い合っています。



しかも子供のケンカのような言い合いです。




新谷くんはぼそりとつっこみました。






「ケンカって口喧嘩のこと?」
















違います。




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