都市伝説解決します☆
「ねえ、聞いた?」

「聞いた聞いた。口裂け女の話でしょ?」

「そうそう。また被害者出たらしいよ。今度は隣のクラスのお父さんだって。」

「やぁ〜怖ぁい!」

<女って陰口と噂しか話題ないのかな?>

保地がふと呟いた。

「さあね。」

「?悠理はまざらないの?」

「うん。」

悠理は机に多いかぶさるように伏せ、目を閉じた。

「ねぇ、また南寺(ナンジ)さん独り言いってる…。」

「なんかさ、不気味だよね。」

他のクラスメイトが本人の耳に入っていることに気付かずにこそこそと喋る。

<…悠理。>

「……Zzz。」

保地の心配をよそに、悠理は長い眠りに就いた。
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