機械魔法伝
 魔物は思っていたよりも小さかった。

 こうなったら、早く片づけてしまおう。

 ライは魔物に向かって剣を振り下ろした。




 その様子をガイは遠くから見ていた。


「ライ君って戦闘経験無いのかな…」




 一匹目の魔物の体を斬りつける。

 魔物は大量の血を流した後、動かなくなった。ライにも返り血がかかった。

 今度は二匹目の魔物に向かって斬りつける。




 その様子をガイとは違う者が遠くから見ていた…


「あんな所に人間はっけーん!子供だから殺してもつまんないけど、いないよりはマシかぁ」


 少女は手に2つの大ぶりの包丁を持ち、ライに近づいた。
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