機械魔法伝
 ライは二匹目の魔物を倒し終えると、その場に倒れ込んだ。

 こんなに体を動かしたのは初めてなのだ。




「寝ちゃってる…その方が殺しやすいかも」




 一方ガイは、ライに近づく少女の存在に気づいた。


「あの人、包丁持ちながらライ君に近づいてる。…ライ君を殺すつもりなのか?」


 だが、そこで助けに行くガイでは無い。ライがどう反応するかを見始めた。




 ライは寝転んでいたが、何かが近づく気配がして、起き上がった。
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