レンアイ


たったったっ…



後ろで聞こえた足音が急に止まった。



「菜々?」


振り向くと


「れお…な」


「はえーよ、ったく…」



そういって抱き締めてくれた。




「うぁぁぁぁぁぁぁぁん」






ごめんっていいながら頭を撫でる。






「俺、告られたんだわ」

「かなに?」

頷く玲於奈。


「彼女いるからって断ったんだけど…」


かなと玲於奈の接点ってなに…?

「彼女だれ?って…」


「……」


「若林菜々っていったら」



さっきよりきつく抱きしめて



「ほんとごめんな…」


涙を流しながら




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