レンアイ
☆
たったったっ…
後ろで聞こえた足音が急に止まった。
「菜々?」
振り向くと
「れお…な」
「はえーよ、ったく…」
そういって抱き締めてくれた。
「うぁぁぁぁぁぁぁぁん」
ごめんっていいながら頭を撫でる。
「俺、告られたんだわ」
「かなに?」
頷く玲於奈。
「彼女いるからって断ったんだけど…」
かなと玲於奈の接点ってなに…?
「彼女だれ?って…」
「……」
「若林菜々っていったら」
さっきよりきつく抱きしめて
「ほんとごめんな…」
涙を流しながら