レンアイ




「あ…鍵閉めてなかったわ…」



ドアをあけてなかにはいる。



「説明してくれるか…?」


力一杯うなずく。



「前に玲於奈、おさえらんないって言ってあたしのことはらったでしょ?この前もついてきちゃだめだって…」


優しい顔で話を聞く玲於奈

あぁ、泣きそう…


「菜々…思ったんだ…菜々が無意識に抱きついたりしてるから玲於奈が我慢しなきゃならなくなるのかなって…だから玲於奈が我慢しなきゃならないの嫌だったから、菜々が我慢すればって思ったの」



うつむく玲於奈

あたしは涙をこらえながら続ける



「必要以上に近づかないようにして。一緒に寝たかったけど また我慢させちゃうっておもったから…」



「ばか…」



あっというまに玲於奈に体を包まれる。



「そんな心配すんな…俺は菜々と触れてたいんだよ…」




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