ひまわりの咲く頃に

私は再び自分の体を

タオルで包み、

屋上のドアを開けた。

『別に入ってきてもいいわよ。』

『って…てめぇこの前の…』

『こんな格好で居た私が悪いわ』

『………なんで水着なわけ?』

彼が聞いてきた。

『制服濡れちゃって』

作り笑いをしたけど、

奴にはバレバレだったようだ。

『バーカ…嘘付くなよ。
 ジャ‐ジ貸してやるよ』

『えっあっありがと』

(なんだろ…この変な気持ち…)

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